パレードは続く

テールランプを追いかける。 かわりばんこに僕を照らす街燈は無機質な神様。 神様は平等に人々を照らし、僕は全ての光を平等に受ける。 テールランプが消える。 世界には僕と街燈だけが残る。 神様は僕に語りかける。 このままでいいのかい? 車を停めて頭を…

時の流れはあまりにも早く

今年で26歳になった。 僕を小さい頃から知る身内や親戚にそんな話をすると、いつの間にそんなに大きくなったんだ、というようなことを言われる。僕もそう思う。ほんの数年前まで僕は生意気な高校生だった気がする。しかし時の流れはあまりにも早く、高校時代…

暖かな不便さ

音楽の楽しみ方としてサブスクリプションのサービスが主流になってから随分(と言っても数年だけど)経った。 かつて人々はCDで音楽を楽しみ、その前はレコードで楽しんでいた。他にはMDやカセット・テープなんてのもあった。 僕が物心着いた時にはCDが主流…

素晴らしき日々

僕は酒を飲むのが好きだ。酔っ払ったときのふわふわした感じや、その場でしかできないような刹那的な会話、大きくなる自分の気持など、そういったものが好きだ。正確に言うと、僕は酒による副産物が好きだ。 もちろん可愛い女の子と(可愛くなくても)飲む酒…

死について考える時に僕が考えること

死について考えたことがない人はいないと思う。曖昧なことの多い人生の中で、唯一確実なことは「いつか必ず死ぬ」ということだ。 僕と同い年くらいの人は、大小の差はあれど、何かしらの形で死というものに触れたことがある思う。その時に感じた底なしの冷た…

僕の平成の音楽

平成が終わりました。もはやどこでも使われていて安っぽいフレーズになってしまったけど、平成生まれ平成育ちの僕にとっては安っぽくも哀しいフレーズである。 そんな平成に思いを馳せるために、平成生まれの僕が人生で出会った音楽の中で素晴らしいと思った…

言葉について

こんにちは。久しぶり。 みなさんは言霊を信じますか?言葉には魂が宿っているとかいうアレです。ちなみに僕は信じます。だからあまりネガティブなことは言わないようにしている(つもりだ)し、ら抜き言葉のような(僕の主観で)美しくない言葉遣いはしない…

犠牲にすることの美しさ

こんにちは。今回は「犠牲」について書いていこうと思う。 人は日々、何かを犠牲にしながら生きている。それは時間だったり、娯楽だったり、人間関係だったりする。そして、往々にして犠牲というものは美徳として語られる。「あの人は寝る間も惜しんで頑張っ…

自己紹介

こんにちは。 僕は男で、ちょっと勉強すれば誰でも入れるような私大で哲学を学んでいます。好きなものはそのうち記事で書いていくつもりです。 ある小説家の言葉を借りると、このブログは僕の自己療養のためのものです。ですから、このブログを読む人は僕の…